監督は1981年の「西風」以来一貫してオリジナリティーにこだわり続けてきた田中じゅうこう。脚本は多くのテレビドラマや楳図かずおのドキュメンタリーを手掛けた大隅充です。 ムーランの舞台場面は中村公彦さんの日活時代の弟子、美術監督の三輪敏雄、林隆の二人がその再現にあたり、劇場外観のセットは「海猿」「GANTZ」の星川造型が製作を担当しました。 ほかにも、プロデューサーの一人千葉一彦をはじめスタッフのほぼ全員が中村さんとの深い絆で結ばれたメンバーで、先生の遺志を継ぐかたちでスクラムを組み、献身的情熱的に映画人の魂を結集しました。